ここ1週間で、Conju関係をいろいろ改善しました。
一つはつまらない改善で、Conju v2.2.1のリリースです。今まで[Look Up]ボタン を押す(マウスでクリックする、またはフォーカスをあわせてスペースキーを押す) しか検索を開始する方法ありませんでした。これを検索欄に入力後[Enter]キーを押 すだけでいいようにしました。些細な改善ですが、使い勝手は大いに向上しただろう と思います。これはプログラム上もごく簡単なことなのですが、今までずっと見落と していたのです。
もう一つはより意味のある改善で、サーブレット版(Conjus v0.9.9-beta)の公開 です。以前Javaアプレットが動作しない環境でも利用できるようにしたい、と書きま したが、やっとそれが実現できました。formとtableタグさえ使えるブラウザならど んな環境からでも利用できるはずです。また、サーブレット版はConju v2.3.0β(非 公開の最新版)をベースとしているので、同じく以前から課題としていた規則動詞へ の対応もある程度実現しています。
規則動詞については内部に辞書を持つのではなく(これは-er型の場合です。-ir 型は原則として辞書に収録してあります。「-ir型と推測した」というメッセージが 出た場合は十分注意する必要があります。Conjusの「使い方」参照)、規則動詞と見 なせるものを推測して検索します。もちろん見なし検索においても逆引きが可能です。 実はファイルをアップしてからも逆引きには重大なバグがあったのですが、何とか修 正したので今はかなりの精度で正確な不定詞を推測できるはずです。入力された活用 形が間違ってさえいなければ。
見なし検索によりaaaerでもbbbirでも、aaaaisでもbbbissaisでも活用表が表示 される(表示されてしまう)わけですが、やはり見なし検索は規則動詞への現実的な 対処方法だと思います。作者が想定しているConjuファミリーの典型的な利用法は、 テクスト中の活用形を調べて原形を得る、というものですが、この利用法の場合テク ストに誤植さえなければ(さらに入力で間違えなければ)実在しない動詞の活用表だ けが(立派に!)表示されてしまうということもありません。この間違いの危険を引 き受けてでも、膨大な数の-er型動詞の活用表をともかく表示できる、ということの メリットは大きいはずです。将来的には見なし検索をするかどうかのオプションを付 けようかと思っているのですが、デフォルトはどちらにすべきでしょうか。
余談ですが、β版のConjusでは検索結果のステータスコードの表示を残してあり ます。ここの数字は正引き・逆引き、見なし検索、他の活用の有無などによって変わ ります。よかったらこれを頭に入れて次の検索のときに見てみて下さい。
従来アプレット版のみを提供していて、大学などのネットワークから利用できな い可能性が高いことをとても残念に思っていました。今回のサーブレット版の提供に よって、今までの利用環境による制約はほとんどなくすことができたと思います。お 時間がありましたら、ぜひ利用者アンケートをご 送信下さい。Conjuを気に入っていただけたかなど、選択肢から選んでいただくだけ で結構です。今後の改善のために参考にさせて(励みとさせて)いただきます。また、 ご希望の方には最新のv2.3.0βのご案内もさせていただきます。これからもConju(s) をよろしくお願い致します。